すると、それを聞いていた琥珀くんは少しだけ笑った。
「なんだか、それだけ聞いてると仲がいいカップルだよね」
琥珀くんがそんなことを言い出すものだから、わたしは思わず飲んでいたリンゴジュースを吹きそうになってしまった。
「な…“仲がいい”!?」
「そうだよ。本当は婚約者のフリなんだよね?でも、なんだかお互いのことが好きで付き合ってるみたい」
そう言って、なぜか眉を下げてせつなそうに微笑む琥珀くん。
「…わたしと藍が?ありえないよ…!」
わたしはブンブンと頭を横に振ってみせる。
それを見て、琥珀くんはクスクスと笑い声をもらす。
「そんなに否定しなくても」
「だって、本当にありえないから…!」
「でもそんなにありえない仲なら、いっしょの部屋に住んでて居心地悪くない?」
「なんだか、それだけ聞いてると仲がいいカップルだよね」
琥珀くんがそんなことを言い出すものだから、わたしは思わず飲んでいたリンゴジュースを吹きそうになってしまった。
「な…“仲がいい”!?」
「そうだよ。本当は婚約者のフリなんだよね?でも、なんだかお互いのことが好きで付き合ってるみたい」
そう言って、なぜか眉を下げてせつなそうに微笑む琥珀くん。
「…わたしと藍が?ありえないよ…!」
わたしはブンブンと頭を横に振ってみせる。
それを見て、琥珀くんはクスクスと笑い声をもらす。
「そんなに否定しなくても」
「だって、本当にありえないから…!」
「でもそんなにありえない仲なら、いっしょの部屋に住んでて居心地悪くない?」



