琥珀くんの白いシャツに黒い染みが広がる。
「ご…ごめん!」
慌てて手の届くところにあったタオルで拭くけれど、時すでに遅し。
「どうしよう…」
「気にしないで、そらちゃん。驚かせたのはぼくのほうだし」
「でも…シャツが」
「いいよいいよ。コーヒーの染みならもう落ちないだろうからさ」
「だけど、この服…まだ新しいんじゃないの?」
襟もピシッと立っていて、シワひとつ見当たらない。
「うん。今日新しく着たところだから」
琥珀くんはにこっと笑う。
わたしなら、今日着たばかりの服にコーヒーをかけられたら発狂しそうだけど、…そこはさすが御曹司。
汚れたら新しく買えばいいのか、琥珀くんにはダメージはなさそうだった。
とは言っても、捨てるなんてもったいない。
それに、コーヒーの染みをつくったのはわたしの責任。
「ご…ごめん!」
慌てて手の届くところにあったタオルで拭くけれど、時すでに遅し。
「どうしよう…」
「気にしないで、そらちゃん。驚かせたのはぼくのほうだし」
「でも…シャツが」
「いいよいいよ。コーヒーの染みならもう落ちないだろうからさ」
「だけど、この服…まだ新しいんじゃないの?」
襟もピシッと立っていて、シワひとつ見当たらない。
「うん。今日新しく着たところだから」
琥珀くんはにこっと笑う。
わたしなら、今日着たばかりの服にコーヒーをかけられたら発狂しそうだけど、…そこはさすが御曹司。
汚れたら新しく買えばいいのか、琥珀くんにはダメージはなさそうだった。
とは言っても、捨てるなんてもったいない。
それに、コーヒーの染みをつくったのはわたしの責任。



