「そういえば、わたしは藍の弱点なの?」
「端から見れば、俺の婚約者だからな。でも偽の婚約者だし、実際お前が拉致られたところでこっちは痛くもかゆくもねぇけど」
ひどい…!
そんなはっきり言わなくたって。
「でも、少なくとも俺のせいで拉致られたとなったら気分はよくねぇだろ。だから、朝部屋にいなかったから探したら、のんきにテラスでメシ食ってたから」
藍、一応わたしのことを探してくれていたんだ。
もしかしたら、わたしが藍や青龍に恨みを持った人に攫われていないかたしかめるために。
「藍もテラスにきたなら、いっしょに朝ごはん食べていったらよかったのに」
「行くかよ。雪夜もいたのに」
「相変わらず仲悪いんだね」
藍と雪夜さんは一見牽制し合っているように見えるけど、わたしを通してお互いのことを聞いてきたりする。
「端から見れば、俺の婚約者だからな。でも偽の婚約者だし、実際お前が拉致られたところでこっちは痛くもかゆくもねぇけど」
ひどい…!
そんなはっきり言わなくたって。
「でも、少なくとも俺のせいで拉致られたとなったら気分はよくねぇだろ。だから、朝部屋にいなかったから探したら、のんきにテラスでメシ食ってたから」
藍、一応わたしのことを探してくれていたんだ。
もしかしたら、わたしが藍や青龍に恨みを持った人に攫われていないかたしかめるために。
「藍もテラスにきたなら、いっしょに朝ごはん食べていったらよかったのに」
「行くかよ。雪夜もいたのに」
「相変わらず仲悪いんだね」
藍と雪夜さんは一見牽制し合っているように見えるけど、わたしを通してお互いのことを聞いてきたりする。



