同居中の総長さま×4が距離感バグってます!

見た目は、とっても普通。

背が高くて細身なところは藍とそっくり。


口ひげがダンディで、いわゆる『イケオジ』と呼ばれる芸能人のようにかっこよかった。


「ここが2人で住んでいる部屋だな」

「…はい!どうぞお入りください…!」


わたしは部屋を案内する。


「どうだい?うみくん。藍との生活は」

「それはもうとっても楽しいです…!」

「そうか。しかし、これまでの別々の暮らしとは違って、慣れないことでケンカもするだろう?」

「そんなことはありません…!この前も、藍さんがわたしのためにコーヒーゼリーを買ってきてくれて」

「ほう。藍がそんな気遣いができるとは」


…本当は、藍が自分用に2つ買ったコーヒーゼリーをわたしが勝手に1つ食べちゃっただけだけど。


「藍さんはやさしいので、わたしもついつい甘えてしまいます」