「そういえば、あたしって麗帝では藍くんの一応の婚約者ってことになってるのかな?」
いただきますと手を合わせた状態のまま、うみちゃんがわたしに尋ねてくる。
「うん。なんか…面倒なことに巻き込んじゃってごめんね」
「そんなことないよ。でも、あたしが婚約者のフリを引き継いでも大丈夫なのかな?」
「それは大丈夫だと思う!あくまで“フリ”だから、都合のいい相手ならだれだっていいんじゃないかな」
その『都合のいい相手』というのが、替え玉という弱みを握られたわたしだったというだけで。
「それに、うみちゃんには秀峰の期末テストのことまで押しつけちゃってるし…」
「いいのいいの!それはあたしから提案したことだから」
うみちゃんの反応を見たら、難なく期末テストを終えようとしているのがわかる。
いただきますと手を合わせた状態のまま、うみちゃんがわたしに尋ねてくる。
「うん。なんか…面倒なことに巻き込んじゃってごめんね」
「そんなことないよ。でも、あたしが婚約者のフリを引き継いでも大丈夫なのかな?」
「それは大丈夫だと思う!あくまで“フリ”だから、都合のいい相手ならだれだっていいんじゃないかな」
その『都合のいい相手』というのが、替え玉という弱みを握られたわたしだったというだけで。
「それに、うみちゃんには秀峰の期末テストのことまで押しつけちゃってるし…」
「いいのいいの!それはあたしから提案したことだから」
うみちゃんの反応を見たら、難なく期末テストを終えようとしているのがわかる。



