「よかった〜!そらちゃんが本当の藍くんの婚約者じゃなくて」
胸をなでおろす琥珀くん。
…“よかった”?
とは、どういう意味なんだろう?
「でも、それだけじゃないよ。白虎の雪夜さんにはスパイ容疑をかけられちゃうし…。藍は手打ちにしたとは言ってくれたけど、たぶん雪夜さんは納得してないと思うんだよね」
わたしにとっては、全然よくないことだらけ。
雪夜さんの怒った顔を思い出して身震いするわたしに、琥珀くんはトントンと肩をたたく。
「それなら、ぼくから雪夜さんに伝えておくよ」
「…え!琥珀くんって、雪夜さんと仲いいの?」
「雪夜さんは、中学のときの先輩なんだ。今は違う暴走族の総長同士だけど、雪夜さんにはずっとよくしてもらってて」
「そうだったんだ…!」
「うん。雪夜さん、気難しいところはあるけど、話せばわかってくれる人だから。その件はぼくに任せて」
胸をなでおろす琥珀くん。
…“よかった”?
とは、どういう意味なんだろう?
「でも、それだけじゃないよ。白虎の雪夜さんにはスパイ容疑をかけられちゃうし…。藍は手打ちにしたとは言ってくれたけど、たぶん雪夜さんは納得してないと思うんだよね」
わたしにとっては、全然よくないことだらけ。
雪夜さんの怒った顔を思い出して身震いするわたしに、琥珀くんはトントンと肩をたたく。
「それなら、ぼくから雪夜さんに伝えておくよ」
「…え!琥珀くんって、雪夜さんと仲いいの?」
「雪夜さんは、中学のときの先輩なんだ。今は違う暴走族の総長同士だけど、雪夜さんにはずっとよくしてもらってて」
「そうだったんだ…!」
「うん。雪夜さん、気難しいところはあるけど、話せばわかってくれる人だから。その件はぼくに任せて」



