同居中の総長さま×4が距離感バグってます!

「…え?」

「『この学校でのいざこざから守ってやる』って」


たしかに言った。

朱雀組に追われている途中で、空き教室で隠れていたときに。


『ちなみに、お前が条件をのんだら、この学校でのいざこざから守ってやる』


あのときは朱雀組から逃れるので必死で、しかも正体をバラすとも脅されていたから、仕方なく条件をのんだけど――。


「ちゃんと約束守ってくれるんだ」


それが意外だった。


「当たり前だろ。男に二言はないからな」


そう言って、藍はニッと笑った。


無愛想な藍が見せる、ふとしたときの笑顔――。

不覚にも、わたしはドキッとしてしまった。


そのあと、わたしは藍が戻ってくるまで、言われたとおりにテラスでおとなしく過ごしていた。

授業に出席できないのは困るけど、ファンクラブから追いかけ回されるほうがもっと困るから。