同居中の総長さま×4が距離感バグってます!

「そうかな〜?こんなの消しちゃえば、意外といけると思うんだけどな」


そう言って、夜ご飯のあと、うみちゃんは自分の部屋からメイクポーチを持ってきた。


うみちゃんはわたしよりもおしゃれさんで、忙しい日でも絶対にメイクは欠かさない。


うみちゃんがメイクポーチから取り出したのは、スティックタイプのコンシーラー。


「これで、このほくろを〜…」


とつぶやきながら、うみちゃんは泣きぼくろの上にコンシーラーを塗る。

そして、その上からさらにファンデーションを被せると――。


「これなら、どう?」


手鏡から顔を離したうみちゃんが、わたしのほうを振り返る。

見ると、泣きぼくろがきれいに消えていた。


「…すごい!本当になくなってる!」

「でしょ〜♪このコンシーラーはどんなシミでも隠せるって、メイク動画で紹介されてたんだ〜」