同居中の総長さま×4が距離感バグってます!

机から下りた雪夜さんがじりじりとわたしに歩み寄ってくる。


「…さて。お仕置きはなににしようか」


どこか楽しそうな雪夜さんの表情だけど、さっきから一切目が笑っていない…!


――これが、やさしい仮面を被った冷酷男。


ようやく雪夜さんの恐ろしさを自覚したわたしは、足の力が抜けて立つことすらできない。


そんなわたしの目の前に雪夜さんがしゃがみ込む。


「大事な婚約者のお前に、なにをしたら東郷の悔しがる顔が見れるだろうな…?」


藍に仕返ししようとなにかをたくらむ雪夜さん。

しかし、偽の婚約者であるわたしになにかしたところで藍はなんとも思わない。


だから、わたしを捕らえたからって意味なんてな――。


「どれ。ひと口、味見でもしてみるか」


そう言って、雪夜さんはゆっくりとわたしを床に押し倒した。