同居中の総長さま×4が距離感バグってます!

完全に誤解だというのに、雪夜さんはまったく聞く耳を持ってくれない。


わたしが藍の婚約者でないと言えたら、簡単に解決できるのだろうけど…。


「雪夜さん。この女、どうしましょうか?」

「また巧みな話術で雪夜さんを騙すかもしれません!」


…どうしよう。

白虎には完全に“敵”と見なされている。


いくら運動に自信があるとはいえ、ファンクラブをまくのとはわけが違う。

こんな白虎のメンバーに囲まれた教室の中じゃ、そもそも逃げ場なんてない。


雪夜さんは静かに白虎のメンバーに視線を送ると、手で払うようなジェスチャーをした。

それはまるで『あっちへ行け』と言っているかのよう。


「ここはおれ1人で十分だ。お前たちは外に出ていろ」


雪夜さんの合図に、静かに教室から出ていく白虎のメンバーたち。