大分昔のお話。

まだ、俺が19才の時

俺がまだ、大人の社会に入ってまもない時のこと。

俺は、その頃に出来た友人とH社の友達2人の見送りがあったため旧寮へと向かった。

H社の友達2人の働く期間が終わり帰る途中のこと。

ふと旧寮のドアを見た。

すると……

そこに小さな子供が立ってこっちを見ていた。

小さな子供は、俺が見ていることに気づいたのか、旧寮の中に消えて行ったというお話。

あの時は、ハッキリと〝幽霊〟の存在を知った瞬間だった。