夏、北西の市で花火大会がある。そこに行った。著者の住んでいる市町村の隣の市であった。まだ疫病の流行る前であった。
 最寄り駅に駐輪場があった。
 河川敷が会場であった。道路から、西にある河川敷の会場へ入る。坂道を下るのである。
 堤防側に屋台が出ていた。その前を歩いていた。私は地域で有名である。それでよくやじられる。屋台の人たちにやじられた。不特定多数。それで、屋台が並ぶ前を行ったり来たりしていた。
 屋台の人がおびきよせてくるのだった。呼んでくるのだ。顔なじみに対するかのようだった。なれなれしい感じであった。

 私は喉がからからに乾いていた。ペットボトルは持っていなかったか、水が入っていなかったかだと思う。ドリンクを買うことはなかった。お金を節約していた。水飲み場がないか、と思った。
 小さい男の子だったと思う。そのこが川のほうへ行くのを見た。男の子が去った。私は川のほうへ行った。
 すると・・・・・・。後ろから警察に呼び止められた。
 うろちょろしていたからだという。私は取り調べを受けた。カバンの中を調べられた。結局何もなかったが、うろちょろするな、と言われた。私はとりあえず、動かないようにしたと思う。それでもまた動いた。会場に入って少し行くと、川の側は観覧場になっている。
 そこを歩いた。するとまた警察にあった。うろちょろするなと、また釘をさされた。私は仕方ないので、ある個所にとどまることにした。
 そこで花火を見た。切なかった。( ノД`)シクシク…。