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ツンデレな草樹くんは、今日も1人窓際で分厚い本を読んでいる。

私がずっと草樹くんを見ていたらしく……

ギロリと、睨まれた。

「何見てんだ。よっぽど、俺に血を吸われたそーにしてるな。だが俺は、乱暴なことはしねぇ」

再び、分厚い本に目を通した。

本に目を通しながら私に言う。

「そんな所に居ないで俺のとこに来れば」


私が居る場所は、誰も居ない図書館の中。


私は、草樹くんの隣に行き隣にちょこんと座る。


すると、分厚い本を開いていた手でパシっと閉じた。

その分厚い本を草樹くんの隣に置いた。

すると、肩が重いなーと思ったら、草樹くんが私の肩に頭を倒して眠っていた。

スー……スー……と。

小さな寝息を立てて。


可愛い所、あるんだね😳


寝言なのか、「媛……」と私の名前を言った。

私は、ドキっと胸がなった。