「なぁ、。俺と契約しろ」

「それいいね!いや、ダメダメ!」

「そうだよ?契約したら誰も媛ちゃんの血が飲めなくなるだろ?」

「俺達と契約って、ことだ」

「「今、聞いたよ、」な」

「俺達と契約を結んだら、宮野って男寄り付かなくなるだろ?」

「ちょっと待って!」

「媛を泣かせたんだ。当然な報いだろ」

「冷静に考えると、私が行けないの。宮野くんに『イケメン美男5人組には、近づくな。吸血されるな』って、言われてたのに……吸われちゃったし」


黑達は何も、言えなかった強いと言えば俺達が引き起こしたこと。


だけど、美津濃は違った。


「はぁ?!それ、どういうこと?!宮野だけ独り占め?!そんなの許せない!あ、僕いい事思いついちゃった☆僕たちもその宮野って奴も媛ちゃんをみんなの物に、しちゃえば喧嘩もしないで済む!いい考えだとおもわない?!」

「ようは、吸血鬼にさせろってことか」

「その方が手っ取り早いでしょ?」

「けど、宮野の、近くには紳士が居るんだ。無理だ」

「無理か〜いい考えだと思ったのに」

「じゃあ、これはどうだ?」

「なぁに?」

「媛を吊るす」

「つ、吊るす?!」

「怖いことを言うね?黑」

「媛は、どうしたいんだ?」

「選択の権利は、あるんだ」

「媛、俺たちに血を吸われるか、宮野が大事か。選べ」

「全部じゃ、……ダメかな?ひとつじゃ選べない。だって、黑くん達も大事だから」

「みんなに、好かれるの僕わかった。媛、人が良すぎるんだ。だけど、僕は許さないよ。決めて貰うから」