きっともう君には会えない

「…よしっ、これでもう大丈夫。
痛いの痛いのあのお兄さんに飛んでいけー!」




私はそう言って後ろにいた光輝の事を指さした。




「え゙っ!!俺っ!?」



「ぷっ……あははっ!!
おにぃーさん、おねぇーさん、ありがとう!!!」




どうやら光輝の不意をつかれたおマヌケ顔をみて

吹き出してしまっただろう


男の子は笑いながらどこかへ走って行った。






足音が遠くなる。





「…いやー天野は小さい子と話すの上手だなぁ。
本当憧れるー」






空気が薄くなる。





「……っはぁ……はあっ…」



「……天野?」



息の仕方が、分からない。