ヴァンパイアと蜜姫〜生徒会役員と蜜姫〜

私は読書をしてる柊馬の背中を指でツーとなぞってみた

「だからなんなんだよ。かまって欲しいのならそう言えよ」

「うん、キスしたい」

私の上に覆い被さる柊馬

「横になってる時何を考えてた?」

「ん〜、あと数ヶ月で柊馬も卒業なんだなーって」

今は秋で10月だから、あと3ヶ月くらい?

「寂しいのか?」

「……少しだけ?」

「……」

片手で私の頬をつまんでるから痛い


「少しって顔じゃないな」


「だって、口にしたって何も変わらないじゃん」

「まぁいい、寂しくならないようにいっぱい愛してやるから覚悟しとけ」

「うん、私もそのつもり」

幾度目の柊馬からのキスの嵐が降ってきた