1週間後

「きゃー!!星輝だわ。朝から見れるなんてなんて、え、運使い果たしたの?」

お嬢様、それはさすがに早すぎません?

「あ、美優さんおはようございます」

「お、おはようございます」

軽蔑してた女子たちの横を通り過ぎようとしたら、突然挨拶されたからびっくりしちゃった

星輝のみんながしてるように笑顔で答えると、目をキラキラ輝かせてる生徒たち


私の横には生徒会長兼、私の彼氏の伊弉冉 柊馬

柊馬があの時につけた傷はもうすっかり治っていた

あの日以来、私は柊馬に血を吸われる日々

もうすっかり慣れたと言えば慣れた


柊馬が私の血を欲しがるタイミングがあるんだよね

それは普段の彼氏のように『キスしたくなってきた』のように

あの時は突然だったけど、今ではもう『喉の渇き』になった時に吸血する