ヴァンパイアと蜜姫〜生徒会役員と蜜姫〜

「一つだけ言っておきたいことがあるから、よく聞いて」

生徒会長は口元に人差し指をあててる

「まず、昨日の夜、君が見たとおり僕たちは吸血鬼、しかもヴァンパイアだ」

ふたつの共通点それは"血を吸う"こと


「ヴァンパイアって"血を吸う"んですよね?」

「正解!」

雅斗副会長はソファの後ろに立って私の頭に手を置いてる

そんな事しなくても逃げないってば


「吸血鬼って日光ダメなんじゃなかったですか?」

思いっきり窓から陽の光降り注いでますけど

「あぁ、僕達も"特殊能力"をもつヴァンパイアなんだ」

「それはな、太陽は浴びても大丈夫な『純血なヴァンパイア』ってことだ」

『血を吸われたら純血種になってしまう』って漫画で見ましたけど

しかも"特殊能力"って所、私と一緒だ