「松本にいた時、先輩の情報官と暁月さんが知り合いだったから皆で飲みに行ったんです。それがきっかけで。恥ずかしいので内緒にしていたんですが」
上手な嘘のつき方は真実を混ぜること、というのは有名な話。皆で飲みに行ったのは本当なので、堂々とそう言った。
ところが、城戸さんは座ったまま腕を組み、じとっとした目でこちらを見てくる。
「おかしいなぁ……」
「な、何がおかしいんですか?」
うわ、めちゃくちゃ疑われている。内心ドキッとしているのを気づかれないように努めるも、城戸さんの猜疑心たっぷりの視線は変わらない。
「だって、莉真ちゃんと暁月が? うーん……」
「似合わないとでも?」
「いや、なんとなく甘い雰囲気が漂ってないというか。俺、そういうのわかるんだよね。すごく距離が近いふたりでも〝あ、これ付き合ってないな〟とかね」
「そんなドヤ顔で言われても」
苦笑いしつつ、確かに恋人特有のピンクのオーラは出ていないだろうなと納得してしまう。ていうか、なんだその特技は。
「それに、莉真ちゃんって恋愛関係の話する時はもっと赤くなったりもじもじしたりするのに、今やけに落ち着いてるから」
じっとこちらを見上げる彼に言われ、図星を突かれたようでなんだか恥ずかしくなった。
上手な嘘のつき方は真実を混ぜること、というのは有名な話。皆で飲みに行ったのは本当なので、堂々とそう言った。
ところが、城戸さんは座ったまま腕を組み、じとっとした目でこちらを見てくる。
「おかしいなぁ……」
「な、何がおかしいんですか?」
うわ、めちゃくちゃ疑われている。内心ドキッとしているのを気づかれないように努めるも、城戸さんの猜疑心たっぷりの視線は変わらない。
「だって、莉真ちゃんと暁月が? うーん……」
「似合わないとでも?」
「いや、なんとなく甘い雰囲気が漂ってないというか。俺、そういうのわかるんだよね。すごく距離が近いふたりでも〝あ、これ付き合ってないな〟とかね」
「そんなドヤ顔で言われても」
苦笑いしつつ、確かに恋人特有のピンクのオーラは出ていないだろうなと納得してしまう。ていうか、なんだその特技は。
「それに、莉真ちゃんって恋愛関係の話する時はもっと赤くなったりもじもじしたりするのに、今やけに落ち着いてるから」
じっとこちらを見上げる彼に言われ、図星を突かれたようでなんだか恥ずかしくなった。



