とても怪訝そうにしていた彼だったが追ってくることはなく、相良さんは駅方面に向かって歩き続ける。予想外の状況に戸惑いまくっていると、人に紛れて城戸さんの姿が見えなくなった辺りでようやく肩から手が離された。
相良さんの顔からは、さっきの冷たさがすっかり消えている。
「さて、どうするか。君が困ってるように見えたから連れてきたけど、余計なお世話だった?」
「いえ! 正直、ありがたかったです。いつも相良さんには助けてもらってばっかり……」
一気に安堵し久々の会話を始めたところで、再会したら言いたかったことを思い出して彼に向き直る。
「松本での最後の交信、励ましてくれてありがとうございました。すごく嬉しかったです」
ほんの二週間ほど前なのに、すでに懐かしく感じる。松本にいた頃を思い返して自然な笑みを浮かべると、相良さんの表情も穏やかにほころんだ。
「ちゃんとこっちで頑張れてるみたいで安心したよ。でも、異動早々男に言い寄られてるとはね」
「あの人とはちょっと、いろいろあって……」
無意味に髪を耳にかけつつ苦笑を漏らすと、彼はいたずらっぽく私の顔を覗き込む。
相良さんの顔からは、さっきの冷たさがすっかり消えている。
「さて、どうするか。君が困ってるように見えたから連れてきたけど、余計なお世話だった?」
「いえ! 正直、ありがたかったです。いつも相良さんには助けてもらってばっかり……」
一気に安堵し久々の会話を始めたところで、再会したら言いたかったことを思い出して彼に向き直る。
「松本での最後の交信、励ましてくれてありがとうございました。すごく嬉しかったです」
ほんの二週間ほど前なのに、すでに懐かしく感じる。松本にいた頃を思い返して自然な笑みを浮かべると、相良さんの表情も穏やかにほころんだ。
「ちゃんとこっちで頑張れてるみたいで安心したよ。でも、異動早々男に言い寄られてるとはね」
「あの人とはちょっと、いろいろあって……」
無意味に髪を耳にかけつつ苦笑を漏らすと、彼はいたずらっぽく私の顔を覗き込む。



