出会った時、彼は今の私と同じくらいの年だった。私は中学生だったからものすごく大人に感じたけれど、愛嬌のある笑顔をよく見せていて少年らしさも感じる人だった。
「年の離れたお兄ちゃんみたいな存在でした。ノリのいい人だからくだらない話で盛り上がってばかりだったけど、ちゃんと勉強も教えてくれて。彼が松本空港で働いていた時は、その無線を聞いて憧れていました」
城戸さんが松本空港にいたのは私が高校二年の頃までだったが、その間に情報官になるためにはどうしたらいいかたくさん話を聞いた。
苦しい勉強も頑張れたのは、『いつか絶対、一緒に管制塔に立とうね』という彼の言葉が原動力となっていたからに違いない。
「数年間は会えなかったけど、私が情報官になって二年目に彼が羽田に異動してきたんです。部署は違ったけど、また会えるようになって嬉しかった。その時にはもう完全に憧れが恋に変わっていて、私が告白したんです。『俺も好きだよ』って言ってもらえて、本当に夢みたいでした」
自分の想いを受け止めてもらえて、相手も同じ気持ちであることがどれだけ幸せか、その時に初めて知った。ずっと憧れていた人から女として愛してもらえる──そう信じて疑わなかった。
「年の離れたお兄ちゃんみたいな存在でした。ノリのいい人だからくだらない話で盛り上がってばかりだったけど、ちゃんと勉強も教えてくれて。彼が松本空港で働いていた時は、その無線を聞いて憧れていました」
城戸さんが松本空港にいたのは私が高校二年の頃までだったが、その間に情報官になるためにはどうしたらいいかたくさん話を聞いた。
苦しい勉強も頑張れたのは、『いつか絶対、一緒に管制塔に立とうね』という彼の言葉が原動力となっていたからに違いない。
「数年間は会えなかったけど、私が情報官になって二年目に彼が羽田に異動してきたんです。部署は違ったけど、また会えるようになって嬉しかった。その時にはもう完全に憧れが恋に変わっていて、私が告白したんです。『俺も好きだよ』って言ってもらえて、本当に夢みたいでした」
自分の想いを受け止めてもらえて、相手も同じ気持ちであることがどれだけ幸せか、その時に初めて知った。ずっと憧れていた人から女として愛してもらえる──そう信じて疑わなかった。



