難しい顔をする彼に、私も頷いた。私たちを貶めようとしている人が一番の問題だとわかっているけれど、こうなってしまった以上ペナルティを覚悟しなければいけないかもしれない。
「……最悪の場合を考えて、言う通りにしたほうがいいのかも。暁月さんに迷惑をかけたくないし、お義父様をこれ以上怒らせて離婚させられたくもない」
まつ毛を伏せて弱音をこぼした。城戸さんは申し訳なさそうな顔をしていたものの、私と目線を合わせてじっと見つめる。
「大丈夫。まだ手はあるから、俺に挽回させて」
彼がなにをしようとしているのかはわからないが、あのお義父様の考えを変えさせることができるとは思えず、私は曖昧に微笑むだけだった。
その日の夜、暁月さんはフライトでいないので久々にゴンさんに電話をかけた。新千歳の話が出たので、人員不足というのは本当なのか聞いてみたかったのと、単純に彼と話して元気をもらいたくなったから。
夜風が気持ちいいルーフバルコニーに出て、ライトアップした綺麗な東京タワーを眺めながらスマホを耳に当てる。
「……最悪の場合を考えて、言う通りにしたほうがいいのかも。暁月さんに迷惑をかけたくないし、お義父様をこれ以上怒らせて離婚させられたくもない」
まつ毛を伏せて弱音をこぼした。城戸さんは申し訳なさそうな顔をしていたものの、私と目線を合わせてじっと見つめる。
「大丈夫。まだ手はあるから、俺に挽回させて」
彼がなにをしようとしているのかはわからないが、あのお義父様の考えを変えさせることができるとは思えず、私は曖昧に微笑むだけだった。
その日の夜、暁月さんはフライトでいないので久々にゴンさんに電話をかけた。新千歳の話が出たので、人員不足というのは本当なのか聞いてみたかったのと、単純に彼と話して元気をもらいたくなったから。
夜風が気持ちいいルーフバルコニーに出て、ライトアップした綺麗な東京タワーを眺めながらスマホを耳に当てる。



