「普通ならそうだが、これを送ってきた人間が『彼らを処分しないとこの写真を拡散する』と言っているんだ。本気かどうか定かじゃないが、対策をしないわけにいかない。暁月にも関わってくるしな」
重苦しい声色で言われ、俺は眉をひそめる。
もちろん莉真をさらし者になどしたくないが、だからってこれを送りつけてきたやつの言いなりになるのもどうかと思う。送信元を割り出すのが一番の解決策じゃないだろうか。
誰がなんのためにそんな要求をするのかが、今の時点では見当もつかない。拓朗か莉真に恨みを持つ人間だと考えるのが妥当だろうが、あの場所にいたのはわかっているだけでふたりの上司と望だけ。
上司がするとは考えにくい。……まさか、望が莉真に嫉妬して? いや、だとしたらなぜ今になってこんなことをするのか説明できないよな。
陰湿なやり方をする誰かに怒りを覚えつつ黙考していると、父が冷ややかな面持ちで口を開く。
「相手の男性、城戸くんにも同じ話をしたが否定していたよ。だがお前の父親として、紛らわしく軽率な行動をした莉真さんを見過ごせない気持ちがあるのも確かだ。しばらく彼女が離れたほうが、いろいろな試験を控えた暁月のためにもいいんじゃないか? 離婚するよりマシだろう」
重苦しい声色で言われ、俺は眉をひそめる。
もちろん莉真をさらし者になどしたくないが、だからってこれを送りつけてきたやつの言いなりになるのもどうかと思う。送信元を割り出すのが一番の解決策じゃないだろうか。
誰がなんのためにそんな要求をするのかが、今の時点では見当もつかない。拓朗か莉真に恨みを持つ人間だと考えるのが妥当だろうが、あの場所にいたのはわかっているだけでふたりの上司と望だけ。
上司がするとは考えにくい。……まさか、望が莉真に嫉妬して? いや、だとしたらなぜ今になってこんなことをするのか説明できないよな。
陰湿なやり方をする誰かに怒りを覚えつつ黙考していると、父が冷ややかな面持ちで口を開く。
「相手の男性、城戸くんにも同じ話をしたが否定していたよ。だがお前の父親として、紛らわしく軽率な行動をした莉真さんを見過ごせない気持ちがあるのも確かだ。しばらく彼女が離れたほうが、いろいろな試験を控えた暁月のためにもいいんじゃないか? 離婚するよりマシだろう」



