でも、私が誰となにをしても気にしない素振りだったのに、腹を立てられるのは腑に落ちない。
「そもそも、なんで迎えに来ようと? 私がなにをしていようと干渉しないんじゃなかったんですか?」
彼の考えがわからず悶々としてきて、若干嫌みっぽくなってしまった。彼は横目でこちらを一瞥し、冷たさを含んだ声を投げかける。
「そのほうがよかった? あいつといるほうが楽しかったか」
「そんなんじゃないですけど……!」
「本当に拓朗から離れる気ある?」
やや強めに言われ、息を呑んだ。
「莉真を信じてるのに、気を許してる姿を見ると途端に不安になる。心のどこかで、まだあいつを想ってるんじゃないのか」
徐々に感情が露わになってきた彼の、綺麗な横顔が苦しげに歪む。
そうか、まだ未練があると思われていたんだ。私はもう暁月さんを好きになっているって、やっと自覚したばかりだから本人に伝わってないのも仕方ないんだけど、だけど……無性にイラ立ってくる。
マンションの駐車場に着いた瞬間、シートベルトを外した私は運転席へ身を乗り出し、衝動的に彼のネクタイをぐいっと引っ張った。
意表を突かれて目を見開く彼を、キッと鋭い眼差しで見上げる。
「そもそも、なんで迎えに来ようと? 私がなにをしていようと干渉しないんじゃなかったんですか?」
彼の考えがわからず悶々としてきて、若干嫌みっぽくなってしまった。彼は横目でこちらを一瞥し、冷たさを含んだ声を投げかける。
「そのほうがよかった? あいつといるほうが楽しかったか」
「そんなんじゃないですけど……!」
「本当に拓朗から離れる気ある?」
やや強めに言われ、息を呑んだ。
「莉真を信じてるのに、気を許してる姿を見ると途端に不安になる。心のどこかで、まだあいつを想ってるんじゃないのか」
徐々に感情が露わになってきた彼の、綺麗な横顔が苦しげに歪む。
そうか、まだ未練があると思われていたんだ。私はもう暁月さんを好きになっているって、やっと自覚したばかりだから本人に伝わってないのも仕方ないんだけど、だけど……無性にイラ立ってくる。
マンションの駐車場に着いた瞬間、シートベルトを外した私は運転席へ身を乗り出し、衝動的に彼のネクタイをぐいっと引っ張った。
意表を突かれて目を見開く彼を、キッと鋭い眼差しで見上げる。



