「幼馴染の関係を壊すのも怖かったし、パイロットの勉強の邪魔になりたくもなかったから、恋心は封印したの。そのはずだったのに、結局まだ彼のことが頭にあって、婚約者とも煮え切らなくて……どっちつかずの自分が本当に嫌になる」
自分への憤りを堪えているような震える声で、彼女は心情を吐き出した。
暁月さんのこと、諦めようとしたのにできていなかったんだ。叶わない恋心がどれほど厄介かは、私もよくわかる。
しかし、コンッとグラスを置いた音が響いたかと思うと、彼女が深く息を吸い込む。
「だから私、あっくんに告白する。明日のフライトで」
次いで予想外の宣言が飛び出し、反射的にビクッと肩を跳ねさせてしまった。
こ、告白する!? 待って待って、ここに妻がいるんですが……!?
急に冷や汗を掻き始める私。城戸さんも面食らったらしく、私が動いたことにも気づいていない様子で戸惑いの声を漏らす。
「は……え? いやいや、もう結婚しちゃったじゃん!?」
「莉真さんには嫌な思いさせて申し訳ないと思う。でも、あっくんが私を選ぶことは百パーセントない。彼に私への愛があるなら、とっくに選ばれていたはずだから」
しっかりとした口調で断言され、城戸さんも押し黙った。
自分への憤りを堪えているような震える声で、彼女は心情を吐き出した。
暁月さんのこと、諦めようとしたのにできていなかったんだ。叶わない恋心がどれほど厄介かは、私もよくわかる。
しかし、コンッとグラスを置いた音が響いたかと思うと、彼女が深く息を吸い込む。
「だから私、あっくんに告白する。明日のフライトで」
次いで予想外の宣言が飛び出し、反射的にビクッと肩を跳ねさせてしまった。
こ、告白する!? 待って待って、ここに妻がいるんですが……!?
急に冷や汗を掻き始める私。城戸さんも面食らったらしく、私が動いたことにも気づいていない様子で戸惑いの声を漏らす。
「は……え? いやいや、もう結婚しちゃったじゃん!?」
「莉真さんには嫌な思いさせて申し訳ないと思う。でも、あっくんが私を選ぶことは百パーセントない。彼に私への愛があるなら、とっくに選ばれていたはずだから」
しっかりとした口調で断言され、城戸さんも押し黙った。



