「……暁月さんは変わろうとしていますよ。それは私も同じで、お互いに前に進もうとしなかった自分を変えたくて結婚したんです。この人となら、新しい道を歩いていけると思ったから」
こめかみの辺りでドクドクと鳴る鼓動を感じる。心の奥から湧き上がってくる思いを止められない。
「ずっと一緒に生きていく契約をするのは自由を奪うことじゃないって、私が彼に教えてあげたいんです。過去なんて関係ないくらい愛し合って、幸せになってほしい。私と」
つらつらと心の内を吐き出しながら、自分の本当の気持ちに気づいた。
彼と一緒にいると胸が温かくなったり、高鳴ったりと忙しないのは、ただ男性に慣れていないせいだと思っていたけれどそうじゃない。最初から本能的に彼を受け入れていて、その漠然とした好意が徐々に輪郭を帯びてきたのだ。
望さんの存在が大きな不安材料になるのも、彼の心をひとり占めしたいから。もっと私を必要としてほしいし、触れてほしいし、誰よりも愛されたい。
そう強く感じるのは、思い込みでも演技でもなく、完全に彼を好きになっている証拠だろう。
恋心を認めるとなんだか落ち着いていられなくて、残りのカヴァを一気に飲み干す。慌てて城戸さんが止めるも、グラスはすでに空だ。
こめかみの辺りでドクドクと鳴る鼓動を感じる。心の奥から湧き上がってくる思いを止められない。
「ずっと一緒に生きていく契約をするのは自由を奪うことじゃないって、私が彼に教えてあげたいんです。過去なんて関係ないくらい愛し合って、幸せになってほしい。私と」
つらつらと心の内を吐き出しながら、自分の本当の気持ちに気づいた。
彼と一緒にいると胸が温かくなったり、高鳴ったりと忙しないのは、ただ男性に慣れていないせいだと思っていたけれどそうじゃない。最初から本能的に彼を受け入れていて、その漠然とした好意が徐々に輪郭を帯びてきたのだ。
望さんの存在が大きな不安材料になるのも、彼の心をひとり占めしたいから。もっと私を必要としてほしいし、触れてほしいし、誰よりも愛されたい。
そう強く感じるのは、思い込みでも演技でもなく、完全に彼を好きになっている証拠だろう。
恋心を認めるとなんだか落ち着いていられなくて、残りのカヴァを一気に飲み干す。慌てて城戸さんが止めるも、グラスはすでに空だ。



