押し黙る彼女を見上げ、もう一度ストレートに問いかける。
「今も好きですか? 暁月さんのこと」
望さんは宝石のように綺麗な目を見張った。私をじっと見つめた後、長いまつ毛をゆっくり伏せて桜色の唇を動かす。
「……好きだったとしても、どうにもならないのよ。私には、親が決めた婚約者がいるから」
落胆したような声で告げられた事実に、心臓が揺れ動いた。直後、あるひとつの可能性が浮かぶ。
まさか、暁月さんも私と同じだった? 本当は望さんと一緒になりたかったのに、婚約者がいるから結婚できなくて、彼女を吹っ切るために同じ悩みを抱えた私と……なんてことはないよね?
考えすぎだと思っても、どうしてもその可能性を拭えず気分が沈んでいく。目線を落として黙り込んでいると、城戸さんが探るように私の顔を覗き込んでくる。
「莉真ちゃんがそんなに不安そうな顔をするのは、暁月がちゃんと愛を伝えてないから?」
核心を突かれ、ギクリとした。いけない、すっかり取り繕うのを忘れていた。
今の彼にいつものおちゃらけた雰囲気はまったくなく、真剣な瞳でじっと私を見つめている。
「今も好きですか? 暁月さんのこと」
望さんは宝石のように綺麗な目を見張った。私をじっと見つめた後、長いまつ毛をゆっくり伏せて桜色の唇を動かす。
「……好きだったとしても、どうにもならないのよ。私には、親が決めた婚約者がいるから」
落胆したような声で告げられた事実に、心臓が揺れ動いた。直後、あるひとつの可能性が浮かぶ。
まさか、暁月さんも私と同じだった? 本当は望さんと一緒になりたかったのに、婚約者がいるから結婚できなくて、彼女を吹っ切るために同じ悩みを抱えた私と……なんてことはないよね?
考えすぎだと思っても、どうしてもその可能性を拭えず気分が沈んでいく。目線を落として黙り込んでいると、城戸さんが探るように私の顔を覗き込んでくる。
「莉真ちゃんがそんなに不安そうな顔をするのは、暁月がちゃんと愛を伝えてないから?」
核心を突かれ、ギクリとした。いけない、すっかり取り繕うのを忘れていた。
今の彼にいつものおちゃらけた雰囲気はまったくなく、真剣な瞳でじっと私を見つめている。



