「その前に、あと1軒だけプレゼントを届けるところがあるんだ」
「…え?さっきの男の子の家が最後じゃなかったの…?」
「ちょっとした理由で、まだ行けてないところで」
「それなら、わたしも――」
もう一度冬野くんについて行こうとしたけど、冬野くんは優しくわたしの肩に手を置いた。
「白井さんにはたくさん手伝ってもらったから、もう十分だよ」
「でも…」
「この最後の1軒は、俺1人で届けたいんだ」
わたしはもうお邪魔かなと思ったけど、どうやらそんなつもりで言ったわけではなさそうと少しほっとした。
それに、夜ふかし帽子を取ったわたしの眠気はもう限界だった。
「おやすみ、白井さん」
「…おやすみ、冬野くん」
冬野くんがゆっくりとガラス窓を閉めようとする。
その閉まる直前で、わたしに微笑みながら言った。
「…え?さっきの男の子の家が最後じゃなかったの…?」
「ちょっとした理由で、まだ行けてないところで」
「それなら、わたしも――」
もう一度冬野くんについて行こうとしたけど、冬野くんは優しくわたしの肩に手を置いた。
「白井さんにはたくさん手伝ってもらったから、もう十分だよ」
「でも…」
「この最後の1軒は、俺1人で届けたいんだ」
わたしはもうお邪魔かなと思ったけど、どうやらそんなつもりで言ったわけではなさそうと少しほっとした。
それに、夜ふかし帽子を取ったわたしの眠気はもう限界だった。
「おやすみ、白井さん」
「…おやすみ、冬野くん」
冬野くんがゆっくりとガラス窓を閉めようとする。
その閉まる直前で、わたしに微笑みながら言った。



