クールな冬野くんと聖なる夜にナイショのおしごと

学校では、クールな印象の冬野くん。

だけど、2人きりになるとそこに甘さがプラスされることを知った。


普段見ることのない新しい一面に、ドキドキせずにはいられなかった。


だから、この一晩で冬野くんとの距離がぐんと縮まったような気がする。

でも、そう思っているのは…わたしだけなのかな。


サンタさんの仕事のお手伝いを通して、わたしはさらに冬野くんのことが好きになった。


おじいちゃん思いで、動物に優しくて、サンタさんの仕事に誇りを持っている――そんな冬野くんのことが。


家に帰って寝て起きたら、いつもと変わらない毎日を過ごすことだろう。

冬休みの間は冬野くんとは会えなくて、3学期にまた会ったとしても、今みたいな距離感で話すことはできなくなっちゃうのかな。


それは…いやだな。