星が瞬く空を見上げながら、そんなことを考えていた。
ついに、最後のお家にやってきた。
見たところ、よくある普通の2階建て。
時刻は、深夜の3時。
さすがにこの時間は親も寝ているのか、家の中は真っ暗だった。
この家の2階の子供部屋にいる8歳の男の子にプレゼントを届ける。
最後ともなれば冬野くんのお仕事のお手伝いにも慣れてきて、ほとんど緊張していなかった。
――そのせいで。
「きゃっ…!」
床に開いたまま置かれていた月刊漫画雑誌を踏んづけてしまったわたしは、そのままバランスを崩して尻もちをつきそうになった…!
だけど、なんとか目の前にあった机に手をついて、態勢を立て直す。
危なかった…。
『サイレントブーツ』で足音は消えても、床に尻もちをつく音は消えない。
ついに、最後のお家にやってきた。
見たところ、よくある普通の2階建て。
時刻は、深夜の3時。
さすがにこの時間は親も寝ているのか、家の中は真っ暗だった。
この家の2階の子供部屋にいる8歳の男の子にプレゼントを届ける。
最後ともなれば冬野くんのお仕事のお手伝いにも慣れてきて、ほとんど緊張していなかった。
――そのせいで。
「きゃっ…!」
床に開いたまま置かれていた月刊漫画雑誌を踏んづけてしまったわたしは、そのままバランスを崩して尻もちをつきそうになった…!
だけど、なんとか目の前にあった机に手をついて、態勢を立て直す。
危なかった…。
『サイレントブーツ』で足音は消えても、床に尻もちをつく音は消えない。



