見える景色も何もかも、イギリスや日本と当然違っており最初は戸惑ったこともあったものの、オスカルや彼の同僚のエマ・ローレンスが休日にあちこち連れ出してくれるため、絆は楽しい毎日を送れている。
「オスカルさん、どこへ向かってるんですか?」
車は高速道路を今走っている。絆が訊ねると、オスカルは「絆が喜びそうなところ」とだけしか教えてくれなかった。
ドライブが始まって約二時間。辺りはすっかり暗くなり、空には星がいくつも現れ、白い光を放っている。
「ついたよ」
オスカルはある場所で車を止めた。展望台のようだ。初めて来る場所に絆の胸が高鳴る。
「お姫様、お手をどうぞ」
オスカルに手を差し出され、絆はその手を「よろしくお願いします」と言いながら受け取る。まだオスカルからアプローチを受けていた頃は、手を出されても絶対に取ることはなかった。そのことを思い出しながら、絆はオスカルと歩いていく。
「少し歩くけど大丈夫?」
「はい。大丈夫です」
「オスカルさん、どこへ向かってるんですか?」
車は高速道路を今走っている。絆が訊ねると、オスカルは「絆が喜びそうなところ」とだけしか教えてくれなかった。
ドライブが始まって約二時間。辺りはすっかり暗くなり、空には星がいくつも現れ、白い光を放っている。
「ついたよ」
オスカルはある場所で車を止めた。展望台のようだ。初めて来る場所に絆の胸が高鳴る。
「お姫様、お手をどうぞ」
オスカルに手を差し出され、絆はその手を「よろしくお願いします」と言いながら受け取る。まだオスカルからアプローチを受けていた頃は、手を出されても絶対に取ることはなかった。そのことを思い出しながら、絆はオスカルと歩いていく。
「少し歩くけど大丈夫?」
「はい。大丈夫です」


