星みたいな恋をしよう〜二人を繋ぐリボン〜

凛がそう訊ねると、他の女性たちも「何してるの〜?」と訊ねる。その顔は興味津々と言いたげだ。

「イギリスで心理学を学んだ後、カウンセラーになったんだけど、もうイギリスには住んでないの。アメリカで婚約者と住んでて」

絆がそう話すと、「アメリカ人の彼氏!?」と全員のテンションが上がる。そこからはどこで出会ったのか、どちらから告白したのか、相手はどんな仕事をしているのかなど、質問責めにあってしまった。その勢いに絆は圧倒されつつあったが、心の中には楽しいという気持ちが大きく動いている。

(そういえば、中学生の頃はこうしてみんなで集まって恋バナとかしていたこともあったわね)

絆は懐かしさに自然と笑ってしまう。あの頃よりみんな背も伸び、大人になってしまった。それでも共に過ごした思い出の力は大きく、話は止まることなく弾んでいく。

「そのダイヤモンドの指輪、すごく素敵!××のやつだよ!」

「本当だ!いいな〜、こんな素敵な婚約指輪!ダイヤモンド大きいし、最高じゃん!」