星みたいな恋をしよう〜二人を繋ぐリボン〜

ホテルのパーティーホールへと絆が入ると、そこではすでに同窓会に参加する人がほとんど集まっていた。みんなシャンパンやワインを片手に、久しぶりにあった友達と話に花を咲かている。

「すごく豪華……」

思わず絆は呟いてしまった。ビュッフェ形式の食事はおしゃれなフレンチで、天井には大きなシャンデリアがぶら下がり、敷かれているカーペットも、調度品も、どこかセレブの豪邸を思わせる。

「もしかして、絆ちゃん?」

絆が圧倒されながらパーティーホールを眺めていると、パーティードレスを着た数人の女性に話しかけられる。みんな大人になり、さらに着飾っているため誰なのかわからない。

「うん。王塚絆」

絆がそう答えると、「久しぶり〜!」と女性たちは笑顔で誰なのかを教えてくれる。その中に招待状を送ってくれた凛もいた。みんな中学時代とは変わっており、絆は驚いてばかりだった。

「絆ちゃん、今何してるの?確かイギリスの学校に転校したんだよね?」