そんな小春が死んでいた。


それも、私が知らない間に


通夜も葬式も終わっていた。


私の知っている小春は


輝いている小春のまま。


中学時代の小春のまま。


小春がもうこの世にいないなんて実感が


沸くわけがなかった。


だって、私の中で小春は生きていたから。