「……そういや、父様も同じようなことを言ってたような……ねぇ、いずな。いずなと出会った時、呪具使いを探すために僕らに攻撃をしたって言ってたけどさ。それって、もしかして……」

『申し訳ありません。すべては、呪具使いであるルーチェ様を試すためです。たまたま森にいたビオラ様に攻撃したのは、まぁ……あれです。僕の勘違いというやつです』

そんな会話をしながら、人目につかない場所に移動して巨大化した八咫烏に飛び乗る。

そして、僕といずなを乗せた八咫烏は館を目指して空へと飛び上がった。