【完結】お試しダンジョンの管理人 ~イケメンたちとお仕事がんばってます!~


 魔王は普通、ダンジョンから出たら人を襲うものだからね。

 わたしが魔王を召喚して、
 魔王たちはわたしの言うことを聞いていたって事実は、
 コロッセオにいた人々しか知らない。

 試合での魔王のウワサが広まるうちに、
 事実がねじまがって伝わってしまうことだってありうるのだ。

 だから、教会に魔王のことをしっかりと調べてほしいって感じてる人は多いと思う。
 


 ……頑張ろう。
 


 マオにもヴァンにも悪意がないってことを証明しなきゃ。

 女王になるって、決めたんだもん。

 マオもヴァンも、そして、ここの管理人も、モンスターも……。

 わたしの、国民。

 国民を守れなくて、何が女王だ!

 やるぞーって気持ちになっていると、「さて」と、マオがパンと手をたたいた。



「エート、昼飯がまだだろう?
 おまえの帰還祝いにたくさん料理をつくったんだ。一緒に食べよう」