わたしは深々と礼をし、
竜倒公爵も「確かに、伝えよう」と約束してくれた。
「いいかい、エートちゃん、いや、エレオノーラ王女。
近々、教会が動き出す。
なにしろ、このお試しダンジョンには魔王がふたりもいることが
『結婚の試練』でわかったからね。
……教会に『ふたりの魔王に悪意はなし』と認めさせることができるか。
それが、きみの手にかかっていると思ってくれ」
「……はい」
うう、身が引き締まる。
わたしも、きっと教会の調べが入ると思ってた。
だから、ここで修業をするって言ったんだ。
王族側はどうやらマオとヴァンのことを認識してたみたいだけど……。
教会側からしたら、
魔王がふたりも王都の近くにいるなんてことは見過ごせないよ。
国民の皆様も、落ち着かないと思うし……。



