「そうだ。
言い忘れてたが……、おれとエートは遠い親戚でもあるんだ」
「はあ!?」
わたしは何回マオの言葉に驚けばいいんだろう……。
「おれは……、
『愚かな女王』であるカルラと、『悪竜』レイモンドの息子なんだ。
母は追放されたが、実はナイショで王と竜倒公爵とは
ずっと連絡をとり続けていた。
母が死んだあとは、おれが代々の王と竜倒公爵と連絡をとりあっている」
「えっ、マオって何歳なの?」
「……百から数えるのを忘れたな」
……あはは、もう乾いた笑いしか出ない。
マオのこと、お兄ちゃんみたいって思ってたけど、
まさか本当に親戚のお兄ちゃんだったなんて。
いや、お兄ちゃんていうか、年齢的にはおじいちゃん?
もう、なんでもいいか。
……うん。でも、全部わかった。
「竜倒公爵、わたしを自由にする計画を立ててくれたこと、
感謝いたします。
父さん……、お父様にも、そうお伝えください」



