わたしの右手がかあっと熱を持ち、光を放ち始めた。

 右手の甲に紋章が文字とともに浮かび上がる。

 その内容に、わたしは驚き、目を見開いた。



「7……」



 審判のカウントをさえぎり、わたしは叫んだ。



「エートの名において、願う。
友よ、お試しダンジョンの主、
魔王サーペントスよ、あらわれたまえ!」