「……いや、見て楽しくなるかはわかんねーけど。
むしろ、ドン引きするかもな」

「うーん。
でも、能力をつかうのは、ヴァンなんでしょ? なら、大丈夫!」

「……ふーん」



 ヴァンは
 「まあ、おれを呼んで負けることはないから、期待しとけ!」と、
 わたしの背中をばしっとたたいた。

 うん、期待してるよ、ヴァン!

 こうして、しばらく魔王化練習と「儀式」は、マオ監督のもと進められた。

 ヴァンは、最初のころはわたしの血に酔ってたけど、徐々にそれもなくなってしまったのだった。

 ほんわかしてるヴァンが見れなくなって、ちょっと、残念。 

 でも、頼もしいヴァンも好きだから、問題ないんだけどね!

 オマケ <おわり>