この一週間で一体何度目だろう。自分の理性に観念をして階段に腰を落とした。
漸くご飯にありつけると思えば、急激にお腹がすいて、手を合わせて良い色に揚がった唐揚げを頬張る。
片桐先輩と言えば、あたしの隣に腰掛けて気怠げに頬杖を付いてスマホを触っている。
一週間、過ごしてみて分かったこと。
二人になると彼は途端に口数が少なくなる。それは一体何なのか、考えても片桐先輩の事は全く分からないので、もう考えないようにしている。
今日は見られていない分幾分かマシだ。
自分は既にご飯は食べていたのか、その様子を横目に食べ進める。
「昼は弁当派なんだ?」
珍しくそんな事を聞かれて視線を向ければ、彼もまた並行二重の瞳だけであたしを見下ろしている。
間近で視線が合うのはさすがに心臓に悪いので、空になりつつあるお弁当箱に目を向け「……はぁ、一応。」素っ気なく言葉を落とす。
「手づくり?」
「……はぁ、一応。」
「ひなのお手製?」
「はぁ、一応。」
「へぇ、もさってると思ったけど、意外と女子力あんのね」
「一言余計です!否定は、しませんけど……」
「自分のだけ?家族にも作ってあげてんの?」
「……はぁ、母と兄には、一応。」
「お父さんにも作ってあげたら?」
「ち、父は単身赴任中なんで、作りたくても作れないんです」
ピシャリと言い放ち、食べ終わったお弁当を片付ける。
漸くご飯にありつけると思えば、急激にお腹がすいて、手を合わせて良い色に揚がった唐揚げを頬張る。
片桐先輩と言えば、あたしの隣に腰掛けて気怠げに頬杖を付いてスマホを触っている。
一週間、過ごしてみて分かったこと。
二人になると彼は途端に口数が少なくなる。それは一体何なのか、考えても片桐先輩の事は全く分からないので、もう考えないようにしている。
今日は見られていない分幾分かマシだ。
自分は既にご飯は食べていたのか、その様子を横目に食べ進める。
「昼は弁当派なんだ?」
珍しくそんな事を聞かれて視線を向ければ、彼もまた並行二重の瞳だけであたしを見下ろしている。
間近で視線が合うのはさすがに心臓に悪いので、空になりつつあるお弁当箱に目を向け「……はぁ、一応。」素っ気なく言葉を落とす。
「手づくり?」
「……はぁ、一応。」
「ひなのお手製?」
「はぁ、一応。」
「へぇ、もさってると思ったけど、意外と女子力あんのね」
「一言余計です!否定は、しませんけど……」
「自分のだけ?家族にも作ってあげてんの?」
「……はぁ、母と兄には、一応。」
「お父さんにも作ってあげたら?」
「ち、父は単身赴任中なんで、作りたくても作れないんです」
ピシャリと言い放ち、食べ終わったお弁当を片付ける。



