「あとは、バイト先と、住んでるところは……」
「えっ!?そんなとこまで知ってるんですか?」
「もちろん〜!ハイプリ入賞者は大体ね!」
「へぇ……」
住んでいるところなんてどうやって知ったのだろう。住所録?それとも尾行?
人気者も大変だなぁ……と、彼の苦労を少しは労ってみせる。
「あと、片桐先輩が最後に付き合ったのは〜……」
「あ、もう結構です。ありがとうございました」
綾瀬さんに大体を聞くと、お礼に飴をあげた。
コロン、と、転がるその飴をみれば、嫌でも脳裏にあの男の姿が過ぎる。
本当は見慣れた〝あの男〟に聞くのが一番なのに、どうして遠回りしてるんだろ。
片桐先輩と同学年の見知った男が簡単に教えてくれると高を括っていれば、何故かあの日から一切口を利いてくれなくて。
言葉忘れた?口開かないの?って、そろそろ言いたくなる。
『喧嘩でもした?それともマシュマロ不足かしら…明日補充しとこうね!』
ママが心配して奴御用達のマシュマロを沢山用意していたっていうのに、それを黙々と食べるだけで何も言わないし。死んだ魚の目であたしを見てため息つくし。
…………考えるだけで頭が沸騰して来たから、早々に辞めたのだった。
「えっ!?そんなとこまで知ってるんですか?」
「もちろん〜!ハイプリ入賞者は大体ね!」
「へぇ……」
住んでいるところなんてどうやって知ったのだろう。住所録?それとも尾行?
人気者も大変だなぁ……と、彼の苦労を少しは労ってみせる。
「あと、片桐先輩が最後に付き合ったのは〜……」
「あ、もう結構です。ありがとうございました」
綾瀬さんに大体を聞くと、お礼に飴をあげた。
コロン、と、転がるその飴をみれば、嫌でも脳裏にあの男の姿が過ぎる。
本当は見慣れた〝あの男〟に聞くのが一番なのに、どうして遠回りしてるんだろ。
片桐先輩と同学年の見知った男が簡単に教えてくれると高を括っていれば、何故かあの日から一切口を利いてくれなくて。
言葉忘れた?口開かないの?って、そろそろ言いたくなる。
『喧嘩でもした?それともマシュマロ不足かしら…明日補充しとこうね!』
ママが心配して奴御用達のマシュマロを沢山用意していたっていうのに、それを黙々と食べるだけで何も言わないし。死んだ魚の目であたしを見てため息つくし。
…………考えるだけで頭が沸騰して来たから、早々に辞めたのだった。



