「じゃあさ、今日はおれが一緒に行っていい?」
海くんが、靴箱の奥の掃除具入れにほうきとちりとりを入れながらわたしに聞いてくる。
まさか海くんから誘われると思わなくて、ドキッとした。
「う、うん。いいけど……」
「ちょっと待ってて。荷物持ってくる」
わたしが頷くのを確かめてから、海くんがバタバタと廊下を走っていく。ソワソワしながら待っていると、5分も経たないうちに海くんが玄関に戻ってきた。
「ごめん、行こう」
下を向いて靴を履くと、海くんがわたしのほうも見ずに言って玄関のドアを開ける。
そんな海くんの態度は無愛想でそっけないのに、わたしはなんだかドキドキしていた。
あ、そうだ。海くんに、昨日の食堂でのこと、お礼言わなきゃ。
先に民宿を出て歩いていく海くんを小走りで追いかけて、隣に並ぶ。
「あ、あのさ、海くん……」
ドキドキしながら話しかけると、海くんが少しだけ歩く速度をゆるめて振り向く。
海くんが、靴箱の奥の掃除具入れにほうきとちりとりを入れながらわたしに聞いてくる。
まさか海くんから誘われると思わなくて、ドキッとした。
「う、うん。いいけど……」
「ちょっと待ってて。荷物持ってくる」
わたしが頷くのを確かめてから、海くんがバタバタと廊下を走っていく。ソワソワしながら待っていると、5分も経たないうちに海くんが玄関に戻ってきた。
「ごめん、行こう」
下を向いて靴を履くと、海くんがわたしのほうも見ずに言って玄関のドアを開ける。
そんな海くんの態度は無愛想でそっけないのに、わたしはなんだかドキドキしていた。
あ、そうだ。海くんに、昨日の食堂でのこと、お礼言わなきゃ。
先に民宿を出て歩いていく海くんを小走りで追いかけて、隣に並ぶ。
「あ、あのさ、海くん……」
ドキドキしながら話しかけると、海くんが少しだけ歩く速度をゆるめて振り向く。



