「じゃあね」
「うん。クラスは別々になっちゃったけど、放課後いっしょに帰ろうよ。真凛のクラスが先終わったら、廊下で待ってて」
1組の教室の前で空に手を振って別れようとしたら、空が手を振りかえして笑顔で誘いかけてきた。
「うん、また帰りに」
空の誘いに頷いて、1組の教室に入る。
教室の机には、それぞれに名前の書かれたシールが貼ってあって。そのシールを頼りに、わたしは自分の席を探す。
わたしの席は、窓側から2列目の真ん中。カバンをおろして席に座ると、わたしの元に、クラスの女子が何人か集まってきた。
「もしかして、4月から転入してきた子?」
「あ、うん……」
「名前、なんて言うの?」
「速水真凛です」
「真凛ちゃんかあ。可愛い名前だね」
わたしに話しかけてきたの女の子達の名前は、石倉さん、太田さん、小池さんというらしい。
3人とも社交的で、見た目もかわいい女の子達。なんとなく、石倉さんがグループのリーダーなのかなって感じで。わたしにいろいろ質問してくる。
「どこから引っ越してきたの?」
「東京だよ」
「前の学校でカレシいた?」
「いない……、けど」
「今日、芹沢空といっしょに学校来てたよね? さっきもいっしょに帰る約束してたし。空くんとは、前から知り合いなの?」
石倉さんから、にこっと、ちょっぴり圧のある笑顔を向けられて、ドキリとする。
「うん。クラスは別々になっちゃったけど、放課後いっしょに帰ろうよ。真凛のクラスが先終わったら、廊下で待ってて」
1組の教室の前で空に手を振って別れようとしたら、空が手を振りかえして笑顔で誘いかけてきた。
「うん、また帰りに」
空の誘いに頷いて、1組の教室に入る。
教室の机には、それぞれに名前の書かれたシールが貼ってあって。そのシールを頼りに、わたしは自分の席を探す。
わたしの席は、窓側から2列目の真ん中。カバンをおろして席に座ると、わたしの元に、クラスの女子が何人か集まってきた。
「もしかして、4月から転入してきた子?」
「あ、うん……」
「名前、なんて言うの?」
「速水真凛です」
「真凛ちゃんかあ。可愛い名前だね」
わたしに話しかけてきたの女の子達の名前は、石倉さん、太田さん、小池さんというらしい。
3人とも社交的で、見た目もかわいい女の子達。なんとなく、石倉さんがグループのリーダーなのかなって感じで。わたしにいろいろ質問してくる。
「どこから引っ越してきたの?」
「東京だよ」
「前の学校でカレシいた?」
「いない……、けど」
「今日、芹沢空といっしょに学校来てたよね? さっきもいっしょに帰る約束してたし。空くんとは、前から知り合いなの?」
石倉さんから、にこっと、ちょっぴり圧のある笑顔を向けられて、ドキリとする。



