空が部屋を出て行ったあと、わたしはしばらくひとりでぼんやりとしていた。
海くんにほんとうのことを確かめたいと思ったけど、悲しそうな空の声や顔を思いだすと、どうすればいいのかわからなくなる。考えているうちに夕飯の時間になって、食堂に呼ばれた。
今日の夕飯は、イベントで出した海鮮焼きそばのあまりの材料を使って作ったシーフードカレー。
いつもだったら、食堂に行くと「真凛、一緒に食べよ〜」って空が寄ってくるのに、今日は声をかけてくれるどころか、目も合わなかった。
「今度は真凛が空くんとケンカしたの?」
ひさしぶりにテーブルにひとりで座ってごはんを食べていたら、暉くんが心配そうに聞いてきた。
「ケンカではない……、と思う」
そんなふうに答えていたら、空が「暉〜、早く食べよう」と暉くんを呼ぶ。
コソコソ話をするわたしと暉くんを引き離そうとする空を見て、暉くんがちょっと困った顔をした。
海くんにほんとうのことを確かめたいと思ったけど、悲しそうな空の声や顔を思いだすと、どうすればいいのかわからなくなる。考えているうちに夕飯の時間になって、食堂に呼ばれた。
今日の夕飯は、イベントで出した海鮮焼きそばのあまりの材料を使って作ったシーフードカレー。
いつもだったら、食堂に行くと「真凛、一緒に食べよ〜」って空が寄ってくるのに、今日は声をかけてくれるどころか、目も合わなかった。
「今度は真凛が空くんとケンカしたの?」
ひさしぶりにテーブルにひとりで座ってごはんを食べていたら、暉くんが心配そうに聞いてきた。
「ケンカではない……、と思う」
そんなふうに答えていたら、空が「暉〜、早く食べよう」と暉くんを呼ぶ。
コソコソ話をするわたしと暉くんを引き離そうとする空を見て、暉くんがちょっと困った顔をした。



