「あ、うん。わたしは、ママに頼まれて布団をとりこみに……」
屋上を覗くと、柵のところにうちの家族分の布団が3組干してある。
「ああ、あれ。真凛ん家のか。ちょっと待ってて。これ、置いてきてから運ぶの手伝う」
そう言うと、海くんが走って階段を下りていく。
え。海くん、手伝ってくれるの——?
階段を布団を抱えて降りるのって大変そうだし。手伝ってもらえるならラッキーって、一瞬思ったけど……。さすがに、海くんに丸投げにはできない。
せめて、海くんが戻るまでに柵から布団をおろしとこう。そう思って、柵にかけてある敷布団を引っぱる。だけどこれが、思った以上にずっしりと重かった。
え、布団ってこんな重いの? 下まで運ぶの、ちょー大変じゃん……。
うんうん唸りながら布団を引っぱっていると、階段を上ってくる音がして、海くんが戻ってくる。そうして戻ってくるなり、軽く目を細めて、ぷっと吹き出した。
屋上を覗くと、柵のところにうちの家族分の布団が3組干してある。
「ああ、あれ。真凛ん家のか。ちょっと待ってて。これ、置いてきてから運ぶの手伝う」
そう言うと、海くんが走って階段を下りていく。
え。海くん、手伝ってくれるの——?
階段を布団を抱えて降りるのって大変そうだし。手伝ってもらえるならラッキーって、一瞬思ったけど……。さすがに、海くんに丸投げにはできない。
せめて、海くんが戻るまでに柵から布団をおろしとこう。そう思って、柵にかけてある敷布団を引っぱる。だけどこれが、思った以上にずっしりと重かった。
え、布団ってこんな重いの? 下まで運ぶの、ちょー大変じゃん……。
うんうん唸りながら布団を引っぱっていると、階段を上ってくる音がして、海くんが戻ってくる。そうして戻ってくるなり、軽く目を細めて、ぷっと吹き出した。



