2人はすぐ追いかけてきてくれた。 有り難かったけど、 今はそっとしておいてほしかった。 映美さんは側で ずっと頭を 撫でてくれていた。 何も訊かないのかと思った。 何も言わず、ただ寄り添って いるだけだった。