「昼間といい、さっきといい、
何を隠しとるんや?」
それはまだ言う
レベルに達していない。
千洋を心の底から
信用しないと無理だ。
「…ま、尋問みたいなん
好きやないし、
今日はここまでにしとくわ。
俺も抱えとるもんはあるしな。
言える時でええから、
いつか教えーよ。
待っとるで。ほなな。」
「あぁ。」
俺は千洋を見送り、
一人保健室で調理実習の
料理を食べた。
料理は美味しかった。