『ケルベロス、息子の相手をしてくれてありがとう』


『また是非いらして下さい。お待ちしております』


『ああ、また来る』


ノワールは律に素早くキスをする。


『父様と母様いつもするんだよ~』


男の子が楽しそうにケルベロスを見た。


その瞳は。


輝く真紅の色。


二人の息子にしては異質な色だ。