私の彼は御主人様

公園の中のあの場所。


『ルージュ…居る? 』


たいして大声を出した訳でもないのにすぐに木陰から待ち人が姿を現した。


なんだかすごくやつれたみたい。


少し離れただけなのに。


白い肌は更に蒼白に。


唇にも血の気がない。